前回は自身の経験やプライベートについてお話を聞きました。
今回はその続きから、8/29に発売される2ndミニアルバム「LIFE」に関するお話も聞いていこうと思います。
影響を受けた人物について
JT:前回の最後の質問で、声優になろうと思い立った時のきっかけについて伺いましたが、立花さんの人生の中で最も影響を受けたことって何ですか?
立花:そうですね…。声優とは関係ないんですけど、中学時代にいた英語の先生ですね。
JT:ほうほう。
立花:女性のおばあちゃん先生だったんですが、なんか…明るいけどおっとりしてる方で。英語の先生なので、すごく朗らかなんですよ。「はぁ~いみんなスマイルスマイル~!」みたいな(笑)
JT:ああー明るくてテンションも高いというか(笑)
立花:そうそう(笑)所々に英単語混ぜながらしゃべってくれたり、世代的なところもあって「あなた達駄目よ、こんなことしちゃ~!」みたいな叱り方したり(笑)
JT:あー、気持ちリアクション大き目な方だったんですね(笑)
立花:そういう明るい先生がいたんですけど、ある授業の時に、将来の夢を提出しなさいっていうのがあって、その時に私「自分勝手に好きなことができる大人になりたい!」みたいなことを書いたんです(笑)
JT:「自由でいたい!」みたいな(笑)
立花:そうそう、そしたらおこられちゃってその先生に!(笑)
JT:あらら(笑)
立花:その時は私、具体的な職業名がないとダメだったのかなって思ったんですけど、その先生は”自分勝手に”っていう部分が引っかかったらしく、「人のお役に立てる仕事に就きなさい」って言われて。
JT:おおー、良い先生…すごく道徳的。
立花:そんなことがあって「先生…!!(泣)」ってなりつつ、「そっちかあ!」って(笑)でもその時のことを今でもたまに思い出しますね。
JT:へえー。
立花:今自分が好きな業界に入って自分が好きなお仕事を出来ている訳で、それはすごく幸せなことなんですけど、あわよくば声優という仕事を通して、誰かが「楽しい」とか「面白い」とか思ってくれたらいいなっていう姿勢は忘れちゃいけないなって。
JT:確かに声を通して絵に感情を吹き込むというお仕事ですから、”人のために”という気持ちを込めることはとても大切ですよね。いやぁ、深いですね…。
立花:そう、深いことも言えるんですよ~(笑)
立花・JT:あはははは(笑)
JT:でも立花さんの解釈というか理解力もすごいなぁと。”人のために”っていう姿勢含め、見習わないといけないですね(笑)
立花:いやいや、いいモノを創って届けるためにも、いいスタジオがあるのは有難いことですよ…(しみじみ)
JT:ありがとうございます。さすが、綺麗に絡めていただいて!(笑)
立花:あはは(笑)
アーティスト立花理香
JT:そういえば、2018年2月にアーティストデビューおめでとうございます!
立花:ありがとうございます!
JT:昔から歌はお上手だったんですか…?
立花:いえ、包み隠さず言うなら歌はもう本当に大嫌いで。
JT:あらあら(笑)
立花:そうなんです(笑)お母さんにも「下手ね~」って言われていたので(笑)
JT:実際に楽曲も聞かせていただきましたけど、そういう雰囲気は一切ないというか。
立花:本当にこう、いかに歌を避けて生きるかみたいな感じだったんですけど、この仕事をするようになって、キャラソンも歌わせていただけることも増え、改めてキャラクターさんのためなら頑張って歌いたい!っていう気持ちがあって。
JT:ほうほう!
立花:そして、私が演じるキャラクターの女の子としてステージにも立たせていただく機会も経験させていただく中で「あ、歌も結構楽しいかもしれない」っていう感覚が芽生えてきて。
JT:確かに、この間もすごく大きい会場で歌われていましたよね。
立花:そうなんです、いやほんとなんか、変な話だと思うんですよ!今まで歌から逃げてきた人間がいきなりこんなところで!?っていう(笑)本当現実味がなかったですもん。
JT:キャパがキャパでしたからね(笑)
立花:その時は色んなキャラがたくさん出てくる作品の一員として私も参加させていただいたんですが、そのライブ会場がまた大きな場所で(笑) もともと私もそのコンテンツが好きだったし、アイドルさんも好きなので、「いつも見に行っていた所に私が立つのか…」と思ったら、今までの理想を全部詰め込みたいなぁと思って!(笑)
JT:駆け上がっていきますねぇ!そんな夢のような体験をしちゃうと、歌うことが楽しくなってきますよね…!
立花:そうなんですよ、楽しくなっちゃって(笑)
JT:自分もそうなんですよ、もともとアニメが好きで。スタジオというアニメに近しい業界にいるって時々実感する時があるんですが、その時はやっぱり「楽しい」というか「頑張ろう!」って思うことが多いですね!そういう人って声優さんやスタジオ含めこの界隈結構多いんじゃないかなって、勝手に思ってます。(笑)
立花:うんうん(笑) 好きじゃないと続かないものですよね!
JT:僕らは収録に加えて歌も作っているので、モノづくりっていう意味での楽しさも合わせて感じています。
立花:なんかどんどん欲が出てきますよね、やっぱりこういう仕事していると(笑)
JT:ですよね(笑)じゃあ、これからチャレンジしていきたいことってあります?今は歌を新しく開拓しているところでしょうけど。
立花:そうですね。今耕し中なんですけど(笑)
JT:耕し中(笑)
立花:でも2月にデビューさせてもらって、色んなことをさせてもらう中で、「ちょっと歌詞書きたいです」と進言しまして作詞させていただいたりとか。
JT:おー、それも含めてアルバム楽しみですね!
立花:そうなんです!また作詞以外でも、いろいろ勉強したいなっていう欲も出てきたり…なんか、いろんなものを見たり聴いたりしたいっていうのは最近すごく思います。
JT:そういう姿勢でいると、また新しい何かに出逢えたりしますからね。
立花:今まで自分の好きなアニメとかゲームとかにしか目が行っていなかったんで、いわゆる…「え、この映画観てないの!?」とか結構あるんですよ!
JT:あーわかりますそれ(笑)いざ観てみると意外と面白かったりするんですけど、なかなかその一歩って踏み出しづらいですよね。
立花:そこなんですよ、こう…きっかけがなかったり。でも例えば海外映画だったら、吹替なら吹替声優さんがいたりとか、字幕で観るのも楽しいし。その辺も開拓しなきゃなって。
JT:なるほど。確かにこの業界だと映画も近しいコンテンツですよね。楽しみつつ仕事の勉強にもなるし、作品の中で自分の人生観変わったり。では今後はそういうところにも、手を付けていこうってところなんですね。
立花:そうなんです、いろんな映画観たいんですよね。
アルバムについて
JT:少し話に戻るんですけど、8月に2ndアルバムを出されるということで。
立花:そうですね、そのアルバムで2曲作詞をさせていただいたんですけど、2月に1stミニアルバムを出させてもらったとき、リリースイベントとかをやる中で皆様から感想をいただいて、その声を聞いたらまた欲が出て(笑)その欲望を歌に詰め込みました!(笑)
JT:欲望!!なるほど、溢れ出るパッションを、歌詞に含め、歌に乗せたわけですね!(笑)
立花:いやもう本当まさにパッションだと思います!!(笑)9月2日にはじめてファーストライブをさせていただくんですけど、そこではもうパッション全開で全てをぶつけにいこうと(笑)
JT:おおーそれは楽しみですね!(笑)
立花:せっかくアルバムリリースもライブも夏ごろになるので、やっぱ基本的には暑いし外出たくはないですけど、でもやるからにはやっぱり楽しみたいかなって!
JT:ファンにも夏を満喫してもらおうというところですね!
立花:そうですね、そんな一日にしたいです!
JT:”アツい”ライブになりそうですね!
立花:やぁーもうめちゃくちゃ面白いライブになると思います!!これはほんとに!!
JT:これは必見ですね!!
最後に
JT:ではそろそろ締めに入っていこうかなと思うんですが、声優・アーティストとして、今後の目標があればお聞かせください。
立花:えーじゃあ、「みんなで楽しくなる」!
JT:ああー!なるほど、ここで英語の先生の「人のために」という部分にもつながってくるんですね!
立花:やっぱり、聴いてくれたり受け取ってくれた方が楽しんでくれるのが一番なんですけど、でもそのためにスタッフさんがしんどいのは嫌なんですよ。
JT:ほうほう。
立花:だから、みんなが楽しく気持ちよく創っていったうえで、お客さんにも一緒に楽しんでもらうっていうのが一番理想で。
JT:確かに、みんなで作るからこそ、いい曲はライブとかでもみんなで楽しめる一体感が生まれるのかもしれないですね。
立花:そうですね!こう…いい意味で「これ創るの大変だったんだよ~。」っていう話もあったりするんですけど、でも最終的には「でも、これ創っていたとき本当楽しかったんだよ~!」ってみんなが言えるようなものができたら本当にいいのかなっていうのは思いますね!
JT:確かに。なるほど、今後の目標は「みんなで楽しく」か…。
立花:そう「みんなで楽しく」…雑だなぁ~(笑)
JT:いやいや素敵な言葉ですよ!(笑)
JT:それでは短い間でしたが、最後にファンの皆様へ一言いただいてもいいですか?
立花:えー、皆様ここまで読んでくださってありがとうございます。
普段収録のスタジオとかって皆さんはあんまり覗く機会ないかもしれないですけど、結構スタジオさんによって私たちも楽しかったりとか、真剣になれたりとか、そういうそれぞれの空気感があったりするので、このインタビューを通して、そのあたりの裏側をちょっとでも感じていただけたなら、嬉しいなと思います!
JT:素晴らしいお纏め、ありがとうございます!立花さん、今日はありがとうございました!
立花:ありがとうございました!
立花理香
2013年、声優になるため京都から上京。アニメでは、これまでに
『アイドルマスター シンデレラガールズ』(小早川紗枝役)、
『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』(有栖川麗子役)、
『アンジュ・ヴィエルジュ』(コードΩ77ステラ役)等で出演。
数多くのラジオ番組、動画番組も担当している。
野球観戦やアイドル、お酒が大好き。広島弁、関西弁を話すことができる。
立花理香、2ndミニアルバム「LIFE」2018年8月29日(水)発売
2018年9月2日(日)TSUTAYA O-EASTで初のワンマンライブ開催決定
【公式HP】http://www.teichiku.co.jp/artist/tachibana-rika/
【公式TWITTER】https://twitter.com/riccatachibana