みなさん、こんにちは。
お初目にかかります、スタジオを統括している、ひょろボスです。(スタジオ日記参照)
本日のゲストは、アニソンや戦隊ものなどでご活躍中の谷本貴義さんです。
さて、お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、普段、私が表舞台に立つことはまずありません。
が、本日のゲストの谷本さん、実は、昔お仕事をご一緒していたことがあるのです。
本日は、少し時間をさかのぼって、そのあたりのお話を伺えたらと思って、初登場させて頂きました。
よろしくお願いします。
ひょろボス
ひょろボス(以降:ひょ) ご無沙汰してました。昔馴染みの方とまた再会できてうれしいです。今日はよろしくお願いいたします。
谷本さん(以降:谷) よろしくお願いいたします!そうなんです!デビュー前、かれこれ15,6年以上前に一緒に音楽制作していた方が、こちらのスタジオにいらしてビックリでした!長くやってるとこういう再会があるので嬉しいですね!
ひょ 早速ですが、JTスタジオを使っていただいてどうでしたか?空間にちょっとこだわってまして。
谷 スタジオに入った瞬間に思ったのは、「キレイなスタジオだなー」ということです!やっぱり、音楽を創る空間は、きちんと整理されていて、居心地がよい場所であればあるほど、よい演奏、よいジャッジができ、よいアイデアも浮かんできやすいです。JTスタジオさんは、全体の雰囲気も明るく、木のあたたかみが感じられて、「ずーっとここに居たいなー」っていう気持ちになります(^^
ひょ 良さが分かってもらえてよかった(笑)
さて、色々とご一緒していた当時から、デジモン・金色のガッシュベル・ゲキレンジャーと、アニソン/戦隊のテーマソング等で、ボーカリストとして活躍されてましたが、何かデビューのきっかけというか、ターニングポイントみたいなものはありました?
谷 デビュー前は、バンド活動やアーティスト活動を行っていたのですが、並行してゲームやCM音楽の作曲や、制作ディレクターもやっていました。そんなとある制作現場で、男性ボーカリストを探しているという相談が、ディレクターの僕のもとに舞い込んできたので、「いい歌手知ってますよ!」ってナイショで自分のデモテープを担当者に渡したんです。そしたら気に入ってもらえたみたいで、「この歌手誰?呼んできて」ってことになり、「あ、その歌手は僕です!」というのが、デビューまでのざっくりした流れです。そこでデジモンの挿入歌を歌わせて頂いて以来、たくさんのアニソンを担当しました。
ひょ そんなキッカケだったんですね。チャンスはどこに転がっているかは分からないものですね(笑)その後ドラゴンボール改、ジュウオウジャーと続いていくわけですが、アニソン/戦隊の歌を歌うにあたって意識している事とかあったりしますか?
谷 歌については、技術的なことや、コンテンツの世界観を大切にするということはいつも心がけていることですが、やっぱりたくさんの視聴者に聴いてもらって、いろんなかたちで楽しんでもらうことが大切だと思います!
ひょ そうですよね。たくさんの人に楽しんでもらえるのって、すごくうれしいですよね。そういう意識もあって、ライブ活動にも精力的という事だと思うんですが、海外でも活発に活動されてますよね。海外の方の反応とか、日本と比べて違いとかあったりします?
谷 昨年は、ヨーロッパ、アジア、南米などほぼ毎月、たくさんの国で歌いました。どの国のオーディエンスも日本でのライブと変わらず、みんな一緒に楽しんでくれています!中国香港などのアジアでは日本のフェスに来たことがあるファンも多く、慣れていてフリや合いの手などもよく知っている。南米はどの国も国柄がよく出ていて、ものすごく盛り上がります!一緒に日本語で歌ってくれるファンもたくさんいて、いつもこちらがびっくりさせられます!
アニメフレンズ2016(ブラジル)にて
ひょ まさかの日本語ですか。急に聞こえてきたら……まあびっくりしちゃいますよね(笑)海外の方たちにも、アニソン/戦隊は広く受け入れられてるって事なんですね。
ところで、歌唱だけでなく、音楽制作~アーティストマネージメント、アーティストプロデュースなどもされてますよね。自身の歌唱とは違ったやりがいや面白さとかあったりしますか?
谷 僕は、もともと制作側の人間でもあるので、パフォーマンスすることも、プロデュースすることも、どちらも自分のスタンダードで考えています。心構えについては、チャンネルを切り替えたりなどということは特にやってはいないのですが、もしかしたら無意識にそういう風になっているのかもしれません。ただどちらも「全力で楽しむ」ということだけは、いつも忘れないですね(^^
制作物に関して言えば、やっぱり楽曲が無事に仕上がった時の達成感は、いつも気持ちがいいですね!
ひょ ああ~納期に無事に仕上がった時の、あの感じ。感慨ひとしおですよね(笑)
プロデュースといえば、ボーカルレッスンなどもされていますよね。谷本さんのようなハイトーンボイスを出すコツとか、こんな練習するといいよーなんて方法があったら……少しだけ教えてもらえたりしますか?
谷 僕も時間をみつけて、生徒たちの成長具合を伺いにいってます。(^^
歌については花の種類と一緒で、人それぞれの持ち味があり、上手くなるコツや、伸びる場所はそれぞれ違うのでなんとも言い難いところです。が、しかし、上達への近道としては、①自分の歌を録音する。②聴く。③直すべきところを見つける。の繰り返しが大切です。そしてどうしてもうまくできないところをボイトレの先生に聞いたりすると、意外と簡単にフックが外れたりするものです!
ひょ 自分自身の事を客観的に見る事と、そして、やっぱり練習が一番大事ってことですねー。ありがとうございます!!
残念ですが、お時間もそろそろですので……最後にファンの方にメッセージをいただければ!
谷 今年はアニソン歌手デビュー15周年です!まず4月には恒例の弾き語りライブをやります!それから、今まさに、15周年を記念してめっちゃ楽しみな音源制作をスタッフと作戦会議中なので、みんなお楽しみに!
今日はありがとうございましたー!!
アニメコンベンションsaga(ブラジル)にて
谷本さん、ありがとうございました!!
2017年、年初から昔馴染みの方との再会で、何か面白いことが起きそうな予感がしてます。
どうぞ、今後ともJTスタジオをよろしくお願いいたします。
【谷本貴義さんプロフィール】
1975年4月14日生まれ。
広島県出身。
2001年、フジTV系アニメ、デジモンテイマーズ挿入歌「One Vision」を発表。同年より多数のアニメ、ゲーム主題歌、CM楽曲を発表。また作詞・作曲・編曲・サウンドプロデュース、アーティストプロデュースなど、さまざまな楽曲制作にも携わる。
Twitter: https://twitter.com/tanimoto_tak?lang=ja